アラブニュース
リヤド:国際的な自然保護団体のCEOはアラブニュースに、サウジアラビアが2030年までに4億5000万本を植樹し、炭素排出を相殺するという目標の達成を支援したいと語った。
Wildlife Allianceのスワンナ・ガントレット氏はまた、同組織がサウジアラビアの若者を訓練し、目標達成に貢献することを望んでいると述べた。
国連気候変動会議に合わせて開催されている「サウジ・グリーン・イニシアチブ」で、ガントレット氏は、「私たちは非政府、非営利組織です。私たちの使命は、森林が破壊された場所に植林を行い、残っている森林を保護することです」と述べた。
SGIは、2030年までに4億5000万本の植林と荒廃した800万ヘクタールの土地の再生を計画しており、これにより年間約2億トンの炭素排出を削減できる。
「2030年までもうあまり時間がありませんから、彼らの目標実行を支援するよう選ばれ、(それを)加速することを願っています」とガントレット氏は述べた。
Wildlife Allianceはまた、サウジアラビアの陸地と海域の30パーセントを保護区に指定するという、同国のVision 2030の任務に協力することも目指している。
現在サウジアラビアでは、王立自然保護区、自然保護区、アル・ウラー自然保護区を含む国土の約17パーセントが保護されている。
「サウジアラビア政府はこれまでに、サウジ・グリーン・イニシアチブを実現するべく関連部署を設立し、素晴らしいコミットメントを表明しています。
センター、マネージャーの雇用、計画の作成、そして現在、予算の割り当てを行ってるはずです」と、ガントレット氏はアラブニュースに語った。
「私たちは全員が参加すべきと考えています。私たちは専門家ですから、スキルや専門知識をシェアし、今すぐ始めたいのです」
若者たちが環境分野へ参加することが、気候危機に打ち勝つための鍵だと彼女は言う。
「私たちが始めたことを、新しい世代に託していかなければなりません。
私の会社では、300人の従業員のうち3分の1が入社したての若者たちです」と彼女は述べた。
同組織はこれらの若者を訓練し、やる気を起こさせ、物事を達成するのに必要な正しいフレームワークを与え、規律やプロ意識を育むことに取り組んでいると、ガントレット氏は付け加えた。
Wildlife Allianceは、来年2023年の国連気候変動会議で独自のパビリオンとステージを持ち、会議やプレゼンテーションを行えるようになることを目指している。