
日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は金曜日、日本と欧州での債券価格の下落により、10-12月期の運用損失が1兆8530億円に達したと発表した。赤字運用はこれで4四半期連続となる。
世界最大規模の年金基金であるGPIFの運用資産は、発表によれば、3か月間で0.97%減の189兆9000億円に落ち込んだという。
損失率は前四半期の0.88%から拡大した。12月下旬に日銀がイールドカーブ・コントロール(YCC)の10年国債利回りの変動幅を突如拡大したことで、日本国債の投げ売りを誘発した後のことである。
GPIFは、その巨大な規模から、世界の金融市場から注目を集めている。
GPIFの外国株式ポートフォリオは0.05%の損失を計上し、一方で日本株式ポートフォリオは3.24%上昇した。
日本債券は1.73%の損失、外国債券は5.33%の損失となった。
12月末時点のポートフォリオ構成比は、日本債券が26.07%、外国債券が24.59%。外国株式は24.27%、国内株式が25.07%となっている。
10-12月期中、ダウ平均株価は2.1%下落、日本の日経平均株価は11.4%下落した。
ロイター