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アフガニスタンのホサイン・ラスーリ選手、パラリンピックでチャンスをつかむ

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31 Aug 2021 04:08:40 GMT9
31 Aug 2021 04:08:40 GMT9

東京:アフガニスタンのアスリート、ホサイン・ラスーリは8月31日ついにパラリンピックに出場するチャンスを得た。

ラスーリとチームメイトであるザキア・クダダディは、カブールから避難したのち、8月28日に東京に到着した。彼らは1週間遅れでの到着し、以来プライバシーと安全上の理由からパラリンピック村で隔離されている。

また、彼らは大会前後含め、メディアに対応することを拒否している。

ホサインの本職は短距離走だが、競技に間に合わなかったので、T47クラスの走り幅跳びに挑んだ。これが彼の出場する唯一の競技となる。

彼は4.46メートルを飛び、予想通り13人中最下位で競技を終えた。優勝者はキューバのロビエル・ヤンキエル・ソル・セルバンテスで、記録は7.46メートルだった。

国際パラリンピック委員会のスポークスマン、クレイグ・スペンス氏は8月30日、ラスーリ氏と話をしたが、多くの情報を共有することは避けていたと述べた。

「彼は大会に参加することに大変興奮していた」とスペンス氏は言う。「彼は幅跳びの経験はあったが、大きな大会でこの競技に参加するのは初めてのことだった。これだけは言えるのは、これは非常に特別な出来事だったということだ」。

クダダディは、2004年以来パラリンピックに出場する初のアフガニスタン女性アスリートになる見込み。彼女は9月2日、女子テコンドーの44-49キロ級に挑戦する。

アフガニスタンの選手たちは週末、東京パラリンピック村でアン​​ドリュー・パーソンズIPC会長と面会した。

「パラリンピック運動に関わるすべての人の心を打ち砕き、両選手にショックを与えた」アフガニスタンチームが東京に行けないというニュースをIPCが聞いてから、2週間も経たないうちに彼らは到着したとパーソンズ氏は語った。

また、この彼らが来られないというニュースが「ア​​フガニスタンからの安全な避難を可能にした大規模な世界的な活動」と、フランスを経由した日本への到着につながったと話した。

パラリンピック短距離走の新しいスターとなったのは、ドイツのフェリックス・シュトレング。彼は、8月30日の夜、10.76秒の記録で金メダルを獲得した。コスタリカのシェルマンイシドロ・ギティギティは、10.78秒で2位に食い込んだ。またジョニー・ピーコック(英)とヨハネス・フロア(独)の2選手が10.79秒3位タイで、両者銅メダルを獲得。

ピーコックはこの競技では2度のディフェンディングチャンピオン。5年前のリオデジャネイロでの記録は10.81で、今回東京で自身の記録を塗り替えたものの、銅メダルに終わった。

シュトレングは「素晴らしい気分、このような強力で競争の激しいフィールドでレースを行い、勝利できて本当に幸せだ。自分たちはだれにも負けない、トラック、フィールドともパラスポーツは素晴らしいということを見せたい」と語った。

ピーコックはこう振り返る。

「ガールフレンドから、金メダルは最高の選手に与えられるものだと言われた。今回はフェリックスが与えられるべき。彼は今日の最高の選手だから」。

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