
リヤド:トルコはサウジアラビアとの二国間貿易が今後数年で100億ドルに達することを期待していると、メフメト・ムシュ貿易大臣が語った。
トルコ政府高官は、19日にリヤドで開催されたサウジ・トルコビジネスフォーラムで発言した。同大臣は、トルコの複数の企業が、特に現在サウジアラビアで進行中の大規模な経済変革により好調な建設・製造部門において、同国での投資機会を探ることに熱心であると語った。
同氏は、サウジアラビアの経済の活況は、「ビジョン2030」計画の実施が成功していることによるものであると述べた。また、経済が急成長しているトルコにも大きな投資機会があるとし、それは現在2,850億ドルに上る同国への海外投資額からも明らかであると語った。
同氏は、投資先としてのトルコの魅力が増している要因として、EU関税同盟への加盟、8,500万人の人口、6%という目覚ましい成長率などを挙げた。
サウジアラビア連邦商工会議所のハッサン・アル・フワイジ会頭は、サウジ・トルコ関係は、国際貿易における最高のグローバルモデルの一つであり、昨年のサウジ・トルコ調整協議会の結成により大きく前進したと述べた。
同氏は、1,140社のサウジ企業がトルコに投資する一方、390社のトルコ企業がサウジアラビアに投資し、二国間貿易額は2017年の170億サウジアラビア・リヤル(約45億2000万ドル)から2022年には230億サウジアラビア・リヤルに急伸したと述べている。投資が行われたのは、建設、製造、卸売、小売、レストランの分野である。
このフォーラムはサウジアラビア連邦商工会議所が主催し、450社を超えるサウジアラビアとトルコの企業が参加した。
両国間で貿易と製造の分野で3件の協定が結ばれ、双方はオートメーションとエンジニアリング分野でのジョイントベンチャーにも合意した。