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日豪閣僚、資源・技術革新で協力=中国念頭、「威圧」に連携対処

(@dfat on X)
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09 Oct 2023 05:10:52 GMT9
09 Oct 2023 05:10:52 GMT9

メルボルン:日本、オーストラリア両国は8日、第5回の経済閣僚対話を豪南東部メルボルンで開いた。豪州側は、液化天然ガス(LNG)やレアアース(希土類)といった重要資源の安定供給を約束。また、両国は脱炭素の加速に向け、水素やアンモニアなどを活用した技術革新で協力強化を確認した。

閣僚対話には、日本から西村康稔経済産業相、豪側からファレル貿易相、キング資源相、ボーエン気候変動・エネルギー相が出席した。ファレル氏は「豪州は日本にとって信頼できる資源供給国であり続ける」と確約。同時に「脱炭素は両国協力の重要な柱だ。さらなる投資をお願いしたい」と表明した。

西村氏は「日豪は価値観を共有する民主主義国であり、自由で開かれたインド太平洋を実現する特別な戦略パートナーだ」と強調。中国を念頭に「市場の歪曲(わいきょく)措置や経済的威圧に対し日豪で連携していきたい」と呼び掛けた。ファレル氏は「もちろんだ」と応じた。

日豪閣僚は共同声明で、中国が加入を申請した環太平洋連携協定(TPP)に関し、「協定の高い基準を維持する。不当な貿易制限や慣行はこれに反する」との立場を明確にした。

豪政府は、東京電力福島第1原発の処理水放出について、科学的根拠に基づく日本の対応を支持すると表明。西村氏は「支援、協力に感謝したい」と伝えた。また、日豪閣僚は、米中両国の覇権争いの舞台となっている太平洋島しょ国に対し、気候変動対策などの支援を進めることでも合意した。

時事通信

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