
リヤド: メイド・イン・サウジアラビアのプログラムは、イラクとの貿易パートナーシップの改善を通じて、この地域にその範囲を広げることが期待されている。
サウジアラビア輸出開発庁(SEDA)は、ジェッダにあるサウジアラビア・イラク貿易使節団に参加し、2030年までに非石油国内総生産に占める非石油輸出の割合を50%に増やすという国の目標の一環として取り組みを開始した。
貿易使節団のサウジ輸出イニシアティブは、建設、食品、医療など多くの分野を対象とし、サウジ企業40社とイラクの輸入企業40社以上とが協力する予定だ。
この開発は、サウジアラビアの商品の普及を助け、地域的なフットプリントを向上させるものだ。
先週、サウジアラビアはイラクとの航空路線の再開を歓迎し、フライナスの第一便がジェッダのキング・アブドルアジーズ国際空港に着陸した。
サウジアラビア・イラク間の定期便は、サウジアラビア・イラク調整評議会の継続的な努力と、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の支援と指導の結果、再開された。
昨年2月、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン・アル・サウード外相は、イラクのフアド・フセイン外相との共同記者会見で、イラクとの経済関係の著しい発展を確認した。
フセイン外相は、リヤド側はサウジアラビア企業のイラクへの投資を支援する準備が整っており、それを歓迎すると述べた。
また、「イラクはサウジのネットワークや湾岸で電力が供給されることを望んでいる」と述べた。
産業レポートによると、イラクは数十年にわたる紛争と汚職の蔓延により、インフラや公共サービスの不足に苦しんでいる。
バグダッドは電力とガスをこの地域に大きく依存しており、エネルギー源の多様化を目指している。またイラクは特に夏の気温が50℃を超えるような猛暑になると、慢性的な電力不足に悩まされている。高温により国民が大量の電力を消費するからだ。
昨年12月、ファイサル王子は、王国はイラクとともに安定と主権を守る立場にあり、文明、科学、知識の発祥地としてのイラクの歴史的地位を回復させることに尽力していると述べた。
王国はイラクの経済と開発の進展を支援するために 「努力を惜しまない 」とし、イラクの成功は 「地域全体の繁栄と結びついている」と主張した。
また、両国は石油輸出国機構とOPEC+を通じて協力し、世界の石油市場を安定させていると言及した。
さらに、外務大臣は、サウジアラビアと中東のグリーン・イニシアティブとイラクのグリーンベルト・イニシアティブは、二国間関係を構築する上で引き続き重要な協力分野であると述べた。