
ベイルート:ロイターが確認した訴状のコピーによると、日産自動車の元会長カルロス・ゴーン氏は、先月レバノンの検察に提出した訴訟で、10億ドル以上を求めて同社を訴えたという。
同訴訟は、日産とほか2企業に加えて12名の個人を名誉毀損、誹謗中傷、重要な証拠のねつ造などで訴えるものである。
かつて世界の自動車産業を牽引したゴーン氏は2018年末に日本で逮捕され、会計上の不正行為で起訴された。同氏は容疑を否認し、自身の拘束は合併を阻止するための日産幹部による陰謀であるとした。
ゴーン氏は3年以上前、日本の「不正な」司法制度から逃れるために幼少期の故郷レバノンに逃亡した。
司法関係者によると、9月18日に裁判が始まるとのこと。
ロイター