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エネルギー大臣がジェッダ・イスラム港で日本の水素運搬船を視察

ジェッダ・イスラム港で日本の水素運搬船を視察するエネルギー大臣。(AFP通信)
ジェッダ・イスラム港で日本の水素運搬船を視察するエネルギー大臣。(AFP通信)
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20 Jul 2023 09:07:38 GMT9
20 Jul 2023 09:07:38 GMT9

サウジアラビアのエネルギー大臣を務めるアブドルアジーズ・ビン・サルマン王子は今日、ハーリド・アル・ファーリハ投資大臣を伴い、日本による世界初の液化水素運搬船「すいそふろんてぃあ」の性能を評価するためジェッダ・イスラム港を訪れた。

両大臣には、アーメド・ビン・スフィアン・アル・ハッサン運輸・物流サービス大臣補佐官と、在ジェッダ日本国総領事の新村出氏が同行した。

世界初の液化水素運搬船となるこの船は、大量の液化水素を海上輸送することを目的に、日本政府の支援を受けて建造と開発が行われた。

同船の全長は116メートル、幅は19メートルである。また、水素の温度を摂氏マイナス253度に維持する容量1,250立方メートルのデュアルタンクも備えている。

王国は、グリーンな水素経済を奨励し、エネルギー分野での世界的な先駆者として地位を高めるために努力している。同船に関する動きは、それらの王国による取り組みへの支援を目的とした枠組みの中で起こったものだ。

また、サウジアラビアの港湾に、このような船舶を受け入れる準備が整っていることを強調する出来事でもあった。それは世界的な物流ハブとしての王国の地位を確立し、物流システムを支えるという役割とともに、ジェッダ・イスラム港の大きな競争力を明確に示した。

エネルギー大臣は最近、サレ・アル・ジャセル運輸物流大臣とともに合意に署名した。それにより、鉄道部門だけでなく輸送物流システム内でも二酸化炭素排出量を削減するための取り組みを強化すること、輸送ルートでのグリーン水素アプリケーションの使用を促進すること、そして安全かつ持続可能で環境に配慮した輸送システムを構築するために、国家輸送物流戦略と王国のビジョン2030の目標に従って最新技術を採用することを目指している。

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