
リヤド:サウジアラビアとトルコは鉱業部門における協力協定に署名した。
この了解覚書は、産業鉱物資源相のバンダル・アル・ホレイフ大臣によるトルコ公式訪問の際に、トルコ資源相アルパルスラン・バイラクタル大臣との間で交わされた。
この取り決めが目指すものは、鉱物探査サービス、サプライチェーン、研究所、掘削技術、地質サービスにおける、知識の移転と専門知識の交換を通じた協力の推進であるとサウジ通信社は28日に報道した。
その他の目標としては、研究開発、公害を発生させない採掘技術、資源効率・資源代替、その他関連技術におけるさらなる協力の促進や、サウジアラビアやトルコの民間部門団体による同部門への支援奨励といったものがある。
ホレイフ大臣はトルコ訪問中にトルコ政府の大臣や当局者多数と面会し、アンカラとイスタンブールでそれぞれ投資家との会合を開いた。
協力協定の署名に加え、ホレイフ大臣とバイラクタル大臣は相互に関心・懸念のある他の問題についても議論し、中でも特に力を入れていたのは、鉱工業部門とそれぞれの国をさらに良くするための協力方法についてだった。
別の会合において、ホレイフ大臣とトルコのオメル・ボラット貿易相は、サウジアラビアとトルコが共有する願望の達成の一助とするために、経済協力関係をより良いものとする機会について議論した。
以前、ホレイフ大臣はトルコ商工会議所・商品取引所連合が開催した公聴会に参加した。
ホレイフ大臣は、サウジアラビアはその経済的地位によりトルコの投資家にとって重要な投資先になるだろうと述べており、この地域で経済的中心となるべく、サウジ経済の現実を変化させ、石油依存を減らし、サウジアラビアの地理的に優れた場所から恩恵を得ることを目的とした、サウジビジョン2030の立ち上げ以降は特に重要となるだろうとのことだ。
ホライェフ資源相が何度も繰り返したのは、サウジアラビアは、長期間にわたる世界的に競争力のある産業投資を生み出すことに加えて、AIや3D印刷といった最新技術を導入したインフラの発展に興味を抱いているということだ。