
東京: 日本の自動車メーカーは当局の指示に従って21日新型コロナウイルスの感染源に近い中国工場の稼働再開を延期したが、グローバルな自動車生産に打撃を与えかねないさらなる供給混乱のリスクを増している。
日産自動車は、閉鎖していた湖北省の襄陽と湖北省に接する河南省の鄭州工場再開を保留すると発表した。閉鎖した17日時点では再開が計画されていたが、新たな日程は決まっていない。
本田技研工業は新型コロナウイルスの発生源の湖北省都の武漢にある工場を3月11日まで稼働停止にすると発表した。
トヨタ自動車は南西部の四川省の成都工場で24日生産を再開し、来週から中国のすべての4つの組立工場で稼働を再開するが、生産量はいくらか制限されるだろうと発表した。
日産はEメールで、再開の遅れは河北省当局が企業に3月10日まで稼働停止としたことによるものだと述べた。部品の供給体制が自動車生産にも影響していると述べている。
ロイター