アミン・アッバス

アブダビ：アブダビの日本大使館は2月15日、日本の天皇陛下の64歳の誕生日を祝うレセプションを開いた。

インターコンチネンタル・アブダビで開かれた天皇誕生日祝賀レセプションには、磯俣秋男駐アラブ首長国連邦（UAE）大使から招待された人々がお祝いのために集まり、伝統的な日本の食べ物やパフォーマンスを楽しんだ。

レセプションにはアフマド・アル・サイエグ国務大臣のほか、政府高官や外交官、友好団体の関係者などが出席した。

磯俣大使はレセプションの冒頭でスピーチを行い、まず出席者に感謝の意を表した。また、ウクライナ国民に対する日本の連帯と、ウクライナの大義とその復興に向けた揺るぎない支援を表明した。

中東情勢については、ガザ地区の人道状況改善に向けて日本が貢献を続けているとあらためて述べるとともに、「二国家解決」に基づく恒久平和の達成に向けて地域及び国際社会のパートナーと緊密に連携していくと述べた。

大使はまた、「和敬清寂」という日本の茶道の精神を紹介。相互の尊敬の念が寛容を育み、異なる立場に調和をもたらし、平和を創出することにつながると述べた。

日本とUAEの関係について大使は、進行中の脱炭素化に向けた両国の取り組みや、両国の「包括的・戦略的パートナーシップ・イニシアティブ（CSPI）」に基づく協力の進展について言及した。

日本の果物や緑茶、飲み物などの品々を関係団体が紹介するコーナーも設けられた。

レセプションではまた、吉川壽一氏による書道パフォーマンスが招待客の目を引いた。吉川氏は著名な書道家で、日本語と英語で「平和」の文字を書いた。吉川氏の揮毫した作品は、招待客に贈られた。

魚や米など日本から輸入された新鮮で本格的な素材を使った寿司も振る舞われた。

レセプションでは、非常にユニークな、大原流の生け花も披露された。