
東京:縁起を担ぐ日本の野球ファンの幸運のお守りだったケンタッキー・フライド・チキンの創業者カーネル・サンダースのプラスチック像が、大阪の川から浚われてから15年後に「処分」されたという。
日本一熱狂的な野球ファンとして知られる大阪の阪神タイガースのサポーターたちは、1985年、日本版ワールドシリーズで優勝した後、歓喜に沸き、この肖像を、そして彼ら自身を、汚れた道頓堀川に投げ込んだ。
しかし、年月が経ち、タイガースが低迷するにつれ、ファンの間では「大佐の呪い」と呼ばれる、等身大の人形を取り戻さなければ成功は戻ってこないという迷信が定着した。
2009年、工事中にようやく発見されたヒゲの像は、ヘドロに覆われ、メガネと左手がない状態で引き揚げられた。それはきれいにされ、司祭によって祝福され、展示に戻された。
ジンクスが払拭されるまでには時間がかかったが、昨年ついにタイガースが38年ぶりに日本シリーズを制覇した。
KFCは火曜日、この銅像は「老朽化しすぎて維持できない」ので処分すると発表した。
しかし、その前に「感謝の気持ちを表す」儀式が寺院で行われ、日本KFCの判治孝之社長が参列し、看板商品のフライドチキンとともに日本酒を振る舞った。
AFP