
ロサンゼルス: デーブ・ロバーツ監督は以前、大谷翔平がドジャースの日本人最多本塁打記録を更新したら、自身にポルシェをプレゼントすべきだと冗談を言った。
大谷はそれに応えたが、ロバーツ監督が想像していたような形ではなかったかもしれない。
金曜日の対アトランタ・ブレーブス戦の前、ドジャースのスラッガーはロバーツ監督のオフィスで紫色のおもちゃのポルシェをプレゼントした。
大谷は8本目のホームランを打ち、土曜日の3回に右中間へソロを放ち、11ー2で勝利に導いた。
大谷は通訳のウィル・イレトンを通して、「彼は車が欲しいと言っていた」とインタビューで話した。
ロバーツ監督は大谷の試合後のインタビューに割って入り、プレゼントを見せるとともに、大谷の大台突破を祝福した。
「これが私の車です」とロバーツ監督は誇らしげに語った。「違うのは、ジョー(ジョー・ケリー投手)の車は私のオフィスに入らない。この車は私の机の上に収まる。だからありがとう。ショウヘイ」と続けた。
大谷は、昨年12月に大谷がドジャースと契約した際、ケリーが17番を手放したことに対し、ジョー・ケリーの妻であるアシュリー・ケリーにポルシェを贈った。ケリーの妻は、大谷がフリーエージェントの決断を迷っている間にソーシャルメディアに投稿し、背番号とそれに関連するすべてサポートができると約束した。
日本人の母とアメリカ人の父の間に沖縄の那覇で生まれたロバーツ監督は、2002年から04年にかけてドジャースで7本塁打を放った。
「選手からいろいろなプレゼントをもらったが、これは間違いなくトップレベルだ」とロバーツ監督。
しかし何よりも、このプレゼントは大谷のユーモアのセンスと、10年総額7億ドルの契約を結んだ後のドジャースでの初シーズンをいかに楽しんでいるかを示している。
「僕は人を笑わせるのが好きだし、こういうことをもっとやりたいと思っている」と大谷は語った。
大谷は打率.345でメジャー6位。これは、大リーグでの7年間で、34試合を通しての自己最高打率でもある。ロサンゼルス・エンゼルスでの現時点での最高打率は、ルーキーシーズンだった2018年の.319だった。
ドジャースは12戦10勝。この間、大谷は47打数15安打、4本塁打、11打点。土曜日の試合では3安打2打点だった。
ロバーツ監督は「ショウヘイに関しては、彼がここドジャースでいかに快適に過ごしているかを物語っていると思う。彼は、ドジャースで勝つ野球をすることにどれだけ興奮しているかということだと思う」と語った。
「それがパフォーマンスに反映されていると私は信じている。彼はこれまでと同じくらい楽しんでいると思うし、プレーにもそれが表れている」
大谷はメジャー通算179本塁打。彼は今月初め、松井秀喜を抜いて日本出身選手の最多記録を更新した。松井は10年間のキャリアで175本だった。
しかし、大谷がロバーツ監督に本物のポルシェを贈るには何が必要なのだろうか?
「ワールドシリーズで優勝したらね。考えてみるよ」と大谷は言った。
AP