



シャルジャ政府メディア局が主催し、2月20日から26日まで開催された第9回世界最大の写真フェスティバルは、アート、映画、写真の愛好家3万人以上を迎えて幕を閉じた。
Xposure2025には、ニコンや富士フイルムなどの日本ブランドも参加し、最新のカメラや写真アクセサリーを展示した。また、ニコン主催の様々な写真ワークショップも開催され、多くの写真ファンが参加した。
今年のXposureは、シャルジャのアルジャダで初めて開催され、写真、映画、ビジュアル・アートが融合し、クリエイティブの限界を押し広げ、今日の世界におけるビジュアル・ストーリーテリングの役割を再定義する没入型の空間を提供した。
7日間にわたって開催されたXposure 2025は、魅力的なディスカッション、マスタークラス、没入型体験を提供するダイナミックな空間に変貌した。キュレーションによる展示では、国際的に高く評価されている300人以上の写真家による2,500点以上の力強い写真が展示され、世界中の魅力的なビジュアル・ナラティブが紹介された。
また、Xposure Talksも開催され、業界のリーダーや先見者たちが、進化する写真とビジュアルアートの役割について洞察と展望を語った。
今回は教育が中心的な役割を果たし、スキルアップワークショップ、ポートフォリオレビュー、メンターシップの機会が、新進の写真家とプロの写真家の双方に貴重な学習体験を提供した。ドキュメンタリー映画の上映では、世界の力強い物語が生き生きと描かれ、写真機材のショーケースでは、一流イメージング・ブランドの最新イノベーションが紹介され、業界の未来を垣間見ることができた。
Xposure2025では、光学と科学的手法のパイオニアであるイブン・アル=ハイタムの特別展が開催され、来場者は、目の錯覚、カメラ・オブスクラにヒントを得た独自の模型を作ったり、光の屈折と結像の科学を目の当たりにすることで、写真や映画制作を支えるのと同じ原理である光、光学、視覚の基本原理を探求した。
アルジャダへの移転に伴い、オープンエアの展示形式が導入され、観客のエンゲージメントが強化され、来場者に新しいインタラクティブな体験がもたらされた。
Xposure2025は、従来の写真の枠を超え、現代のトレンドや新たなテクノロジーを取り入れた。この写真祭では初めて、国際写真賞の中に、AIによって生成された写真に特化した新しいカテゴリーを導入し、デジタル画像や人間の創造性と人工知能の交わりをめぐる話題において極めて重要な瞬間を迎えた。
さらに、第4回環境サミットが開催され、環境保全と生物多様性の記録にそのキャリアを捧げてきた尊敬すべき写真家やジャーナリストを迎えた。
Xposure 2025は、進化するビジュアル・ストーリーテリングの展望に関して有意義な会話を巻き起こし、インスピレーション、革新性、影響力の遺産を残した。同展示会は、グローバルな物語の形成におけるイメージの役割を再定義し、変革の力としての写真の力を再確認し続けている。