
東京:高濃度の細菌が発見されたため、大阪で開催中の日本万国博覧会は、毎日の水上ショーと浅い遊泳用プールの使用を中止すると主催者が発表した。
万博は10月中旬まで開催されているが、広大なウォーターフロントでは、敷地に小さな空飛ぶ虫の大群が侵入したと来場者から苦情があった。
4月の開幕以来、160以上の国・地域・団体の展示を600万人近くが訪れた。
開幕前の世論調査では、万博に対する市民の熱意は今ひとつだったが、主催者によれば、特にここ数週間は人出が増加しているという。
しかし、かつて埋立地であった大阪湾の埋め立て地の環境条件に対する懸念が提起された。
主催者側は木曜日、高濃度のレジオネラ菌が検出されたため、子供たちを含む来場者が涼むことのできる浅瀬のエリアを閉鎖せざるを得なくなったと発表した。
これは水曜日に発表された声明に続くもので、人工池で毎日行なわれていた音楽と照明による噴水ショーも同じ理由で中止されたという。
また、ショーを再開できるかどうかについては金曜日に決定すると付け加えた。
万博が開幕する数日前、会場では火災を引き起こす可能性のある高濃度のメタンガスが検出された。
さらに最近では、ゲストを悩ませる刺さないコバエの大群を抑止するため、主催者が殺虫剤を散布した。
パリにエッフェル塔をもたらした万博現象は、1851年のロンドンのクリスタルパレス博覧会から始まった。
現在では5年ごとに世界各地で開催されている。
AFP