
ドバイ:グーグルは人工知能を活用した検索機能「AIモード」を中東・北アフリカ地域で開始した。
この機能は5月に米国で、7月には英国とインドで最初に開始された。現在、新たに180カ国で英語版がグローバルに展開されている。さらに多くの言語がまもなく追加される予定だ。
グーグルはこの機能を「最もパワフルなAI検索エクスペリエンス」と説明し、ユーザーは何度も検索することなく、フォローアップの質問をしたり、特定のトピックを深く掘り下げるなど、さまざまな方法で検索エンジンと対話することができる。
この機能は、より高度な推論とマルチモーダル機能を備えたグーグルのAIオーバービューをベースにしており、ユーザーはテキスト、音声、写真を使って質問することができる。
初期のテストでは、AIモードのクエリはGoogleの従来の検索クエリの2倍の長さがあり、製品の比較や旅行の計画など、より複雑で探索的なタスクの支援に使用されていることが示された。
包括的な結果を提供するために、AIモードは「クエリファンアウト」技術を使用している。これは、グーグルがバックグラウンドで様々なソースにまたがって複数の検索を実行し、結果をまとまった回答にまとめることを意味する。グーグルによると、この手法により、ユーザーは従来の検索よりも「幅広く深い情報」にアクセスし、「超関連性の高い」コンテンツを見つけることができるという。
同社は、AIモードにより多くの機能と性能を追加し続け、最終的にはGoogle検索に組み込む予定だと述べている。
AIモードは、Google検索の検索結果ページにタブとして表示されるほか、AndroidおよびiOSユーザー向けのGoogleアプリでも利用できる。