


アラブニュース・ジャパン
日本の現代アーティスト村上隆氏が、米国の『Black Lives Matter(黒人の命も大切)』運動に触発された一連のアートプリントを発表した。
このコレクションは7月に発売され、売上金のすべては人種的・社会的平等のために戦う複数の米国慈善団体に寄付される。
新たな今回のコレクションは、ブラックで描かれた6種のデザインからなるスクリーンプリントで、各作品300部の限定販売となる。すべてのデザインには村上氏の象徴的デザインである花とドクロが使われており、それぞれサインとナンバリングを入れて村上氏自身がスプレーペイントで仕上げている。
今コレクションで100万ドル以上が集まると見込まれており、すべて慈善団体へ送られることになる。
「アーティストの役割は現代を見定め、それを将来のオーディエンスに対して表現することだと僕はこれまで言ってきました。しかし、もし僕のアートに今すぐに変化を起こす力があるとしたら、それを社会還元のためだけでなく、人種的不公平に苦しんできた黒人社会に力を与えるために提供したいと思うのです」と村上氏はいう。
この限定版プリントアートは『NTWRK』アプリを通じての販売となり、発売日は近日中に発表される。