





カーラ・チャアワー
バーバリーはソーシャルメディア上で、TBサマーモノグラムキャンペーンの新作を発表しました。トーマスバーバリーモノグラムを特徴づける3つの特色を通して捉えられるのは、楽観ムードあふれる自由奔放さ、現実からの逃避、そしてファッションハウスに引き継がれるアウトドアの趣きです。
夏のキャンペーンの最新作では、アラブ首長国連邦、中国、モンゴルの予想外の場所での、その地独特の風景の中に存在する美しさを、砂、海、空をめぐるシリーズとして表しています。
砂の碑文
砂のシリーズは、アラブ首長国連邦のドバイの乾燥した砂漠の風景を全体の背景として作られています。英国の高級ファッションハウスが、ドバイを拠点とする学際的アーティストのナサニエル・アラピドと協力して、同国の砂丘にブランドのマークを残すことを表現する、砂の碑文のイメージでデザインされています。
フィリピン出身のアラピドは、ドバイの砂漠を新しいTBサマーモノグラムコレクションで紹介されたトーマス・バーバリー・モノグラムの大規模なベルベットのような砂のエッチングに変えました。
「砂漠で何かを作成しても、すぐにまた砂で覆い隠されてしまいます。砂漠は、そんなはかない性質を持っています。 砂漠は何事にも呵責の無い姿をみせます。砂漠に出かけるとき、それは常に自然との共存が試されるときでもあります」アラピドはブランドのプレスリリースの声明でそう述べています。
セーリング・フリート
モノグラムはまた、中国の深セン港に浮かぶ多くのヨットに海でも祝福されます。
それぞれのボートの帆には、新しいTBサマーモノグラムコレクションの配色の一部が彩られています。
「海にいるとき、星でいっぱいの空を眺め、時にはイルカのグループがあなたのそばで泳いでいるのを見たりするなど、陸では体験できないほど多くのことを体験します。 主に、私は憧れの感覚を感じますが、自由もあり、そして幸せもあります」と、ブランドのプレスリリースでの声明で、陳平浪セールボート船長が述べています。
熱気球
最後に、モノグラムは空で祝福されます。内モンゴルの烏海市の風景を横切って浮かぶ4つの熱気球のグループが、自然の風景の鳥瞰図を提供します。.
熱気球はそれぞれ夜明けとともに空へと舞い上がり、TBサマーモノグラムコレクションの新しい色合いが球皮(エンベロープ)に表現され、披露されます。パレットの大胆さを強調すると同時に、しっかりとモノグラムを印象付けます。
「空中にいるときは、まるで現実とファンタジーの間を移動するようなものです。烏海市をその高さから見ると、自然の驚異に驚かされます。空の上に上がるまで、環境がどれほど素晴らしいか想像すらできません」と、 熱気球パイロットのチェン・ペンは、ブランドのプレスリリースの声明で述べています。
バーバリーの2020年の夏のキャンペーンは、アウトドアウェアの生産者としてのブランドの伝統を強調しています。これは、1879年にトーマス・バーバリーが防水ギャバジンクロスを発明したことが始まりです。
TBサマーモノグラムコレクションは、ケンダル・ジェンナーをメインキャストとして、類を見ないキャンペーンが7月1日から始まり、今は亡きデザイナーのトーマス・バーバリーのイニシャルを重ね合わせた、ブランドの新しいシグネチャの加工し直して、拡大されたバージョンが特徴とされています。これは2018年に、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのリカルド・ティッシと英国のアートディレクター兼グラフィックデザイナーのピーター・サヴィルによって、ブランドの創設者へのオードとして、設計されたものです。