
国際体操連盟(FIG)は12日、東京都内で記者会見し、日本、ロシア、米国、中国の選手が参加する体操の国際競技会「友情と絆の大会」を11月8日に東京・国立代々木競技場で開催すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で入国制限が設けられて以降、日本で初の国際大会となる。男女混合の2チームによる対抗戦を行う。
国内勢は男子の内村航平(リンガーハット)、女子の寺本明日香(ミキハウス)らが参加。海外からは昨年の世界選手権男子個人総合王者のニキータ・ナゴルニー(ロシア)らが来日する。
海外選手には入国後の待機措置が求められない見通しで、国内滞在中は感染症予防策として、毎日PCR検査を実施。宿泊施設と試合会場、練習会場以外の外出は基本的に認めない。観客は間隔を空けて2000人程度を入れる予定。
FIGの渡辺守成会長は開催の目的について、「スポーツ人としてできることを精いっぱいやる。結果的に五輪の後押しになればうれしい」と語った。
JIJI Press