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日本の若者がボランティアオンラインチャット相談を開始

2020年10月2日金曜日、都内オフィスでNPO「あなたのいばしょ」を手伝いたいという女性と話をする、設立者で大学生の大空幸星さん(21歳)。鬱と孤独の中で育った大空さんは、日本の10代の自殺増加を憂慮している。全てボランティアで運営する彼のオンライン日本語チャットサービスは、共感してくれる人を求める人々に対し、24時間利用できるチャット相談を提供し、全ての相談に、特に緊急の場合は5秒以内に、返信することを約束している。 (AP Photo/Hiro Komae)
2020年10月2日金曜日、都内オフィスでNPO「あなたのいばしょ」を手伝いたいという女性と話をする、設立者で大学生の大空幸星さん(21歳)。鬱と孤独の中で育った大空さんは、日本の10代の自殺増加を憂慮している。全てボランティアで運営する彼のオンライン日本語チャットサービスは、共感してくれる人を求める人々に対し、24時間利用できるチャット相談を提供し、全ての相談に、特に緊急の場合は5秒以内に、返信することを約束している。 (AP Photo/Hiro Komae)
2020年10月2日金曜日、都内オフィスで写真撮影に応じる、NPO「あなたのいばしょ」を立ち上げた大学生の大空幸星さん(21歳)。鬱と孤独の中で育った大空さんは、日本の10代の自殺増加を憂慮している。全てボランティアで運営する彼のオンライン日本語チャットサービスは、共感してくれる人を求める人々に対し、24時間利用できるチャット相談を提供し、全ての相談に、特に緊急の場合は5秒以内に、返信することを約束している。 (AP Photo/Hiro Komae)
2020年10月2日金曜日、都内オフィスで写真撮影に応じる、NPO「あなたのいばしょ」を立ち上げた大学生の大空幸星さん(21歳)。鬱と孤独の中で育った大空さんは、日本の10代の自殺増加を憂慮している。全てボランティアで運営する彼のオンライン日本語チャットサービスは、共感してくれる人を求める人々に対し、24時間利用できるチャット相談を提供し、全ての相談に、特に緊急の場合は5秒以内に、返信することを約束している。 (AP Photo/Hiro Komae)
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23 Oct 2020 05:10:48 GMT9
23 Oct 2020 05:10:48 GMT9

東京:鬱と孤独の中で育った大空幸星さん(21歳)は、日本の10代の自殺増加を憂慮している。

彼は、全てボランティアで運営されるNPO「あなたのいばしょ」を立ち上げた。共感してくれる人を求める人々に対し、24時間利用できるチャットサービスを提供し、全ての相談に、特に緊急の場合は5秒以内に、返信することを約束している。

このオンライン日本語チャットサービスは3月以来500人のボランティアが参加するまでに成長している。多くのボランティアは時差のある国外に在住しているため、自殺防止の需要が最も高い午後10時から明け方までの時間帯に相談を受け付けることができる。

パンデミックの中で大空さんのアイデアが成功しているのは、ボランティアのトレーニングを含め全てバーチャルで実施されているからだ。オンラインでのボランティアサービスは日本では珍しい。

大量に集まったボランティアについて大空さんは、「希望が持てます」と話す。「ボランティアの人たちは、ただ何かをしなくてはいけなかったんです、と言います」。

慶応大学の学生である大空さんは、より経験のあるスタッフが相談を監督できるようにサイトの仕組みを設計した。匿名性は維持される。

「あなたのいばしょ」は、1日に約130件、合計で1.5万件以上の助けを求めるメッセージを受け取ってきた。

最も多いのは自殺についての相談で約32%を占め、また12%は子育てにおけるストレスに対処するための相談だ。シェルターや警察の紹介を含む解決策を40分以内に提供することを目標としている。

メッセージは深い苦しみを語る。自身の子供を殺してしまうのではないかという恐怖を告白する人や、親から性的虐待を受けた後の自己嫌悪について話す人もいる。

協調的な日本のステレオタイプとは対照的に、家族はますます分裂している。最近のOECDの調査では、各個人の他人との交流を評価した場合、日本は孤独している割合が最も高い国の1つだった。

政府と国連のデータによれば、1日当たり約50件の自殺が起き、3日に1人の女性がパートナーまたは元パートナーに殺され、年に16万件の児童虐待が報告されている。今年起きた複数の有名人の死により、危機感は強まっている。

「あなたのいばしょ」でボランティアをするカウンセラーのウエハラスミエさんは、文字でしかやりとりができないため、チャットでのカウンセリングは難しいこともある、と話す。

ウエハラさんによると、人々は自分自身を責め、負のスパイラルに陥り、感情を整理できなくなる傾向がある。

「その人たちの感情を否定したり、急いで全てを解決しようとしてはいけません。ただそこで話を聴き、理解を示します」と彼女は話した。

大空さんは、日本ではまだ、健全な意味で一人でいることと、危険な状態に繋がり得る孤独であることとの違いが完全には理解されていないと感じている。

彼の高校の教師は、彼が初めて信頼できた大人だった。

「先生がいなければ、私は今ここにいなかったでしょう。先生に会えたことは奇跡でした」と大空さんは言い、その奇跡を他の人にももたらしたい、と付け加えた。

藤井崇史先生は、大空さんが笑顔を見せないことに気付いた。先生は大空さんに、気にかけていることを伝え、人生における物事に興味が持ってもらおうとしたと話す。

大空さんは研究プロジェクトのために「あなたのいばしょ」からデータを集め始めた。2018年に孤独担当大臣を設置するなど、公共の健康問題への取り組みで世界を牽引するイギリスの大学院への進学を希望している。

しかし、彼の最大の夢は幸せな家族を持つことだ。

「私はそれを持ったことがありません」と彼は話す。

「お父さんとお母さんがいて、子供たちは幸せで何でも好きなことができる。普通の家族です。でもむしろ。それが私が一番欲しいものなのです」

AP

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