
アラブニュース、ドバイ
高い評価を受けている考古学者であり、エジプトの元考古大臣であるザヒ・ハワス氏は、エジプトのファラオ、ツタンカーメンに捧げるオペラの脚本を完成させたと発表した。2020年の大エジプト博物館の開会式でデビューを飾る予定だ。
11月2日にロンドンのサーチ・ギャラリーで開催された新しい展覧会「ツタンカーメン・黄金のファラオの宝物」のオープニングスピーチで、ハワス氏は次のように明かした。「私がオペラを書いて、開館に向けて博物館に提供し、同意を得ました」。エジプト考古学者ハワード・カーター氏がツタンカーメン王の墓を発見してから100周年を迎える「2022年に西岸の王家の谷で上演するのにもいいかもしれません」と付け加えた。
著者のフランチェスコ・サントコノ氏との共作のこのオペラは、イタリアの音楽家、リナ・ジンボーン氏作曲の楽譜に基づいている。2017年に、このオペラに影響を与えたイタリアの小説『The Lotus and Papyrus』のヴェネツィアでのサイン会にて、ハワス氏はこの情報を初めて発表した。
このショーでは、ツタンカーメンの父アクエンアテン王の死、彼の即位、そして6人の娘のだれ一人としてエジプトの王になれないことを知ったネフェルティティ女王によるツタンカーメン殺人未遂が描かれる予定だ。
この作品では、ツタンカーメン王の戴冠式と早すぎる19歳での死の物語も展開される。