



細川環
東京-東京で最もにぎやかな観光地である浅草の街は、通常年末年始には人でごった返しているが、今年は当然コロナの影響で人出も圧倒的に少なく、シャッターを降ろしている店も多数見られた。
浅草は、旧い時代の東京の雰囲気を残しているエリアの一つで、約250メートルに及ぶ仲見世通りは約 50店のショップが立ち並び、地元の特産品やお土産品などを売っている。
浅草の目玉の一つである仲見世通りは、12月30日午後5時時点で約50ある店の半数近くしか開いていなく、以前はたくさんいた外国人はまばらに見かけられる程度であった。
「現在、うちは週末のみしか営業していません。今年の売上は約80〜90%減少しました。ほとんどの店はパートタイムの従業員を減らしています。」と、仲見世通りにある土産物店 「かづさや」の店長は言う。
店長によると、食べ物や消耗品を販売する店は何とか存続しているが、土産物店は大きな打撃を受けているという。
同じエリアにあるキャットカフェ、「モンタ」もコロナの影響を受けている。オーナーの古川勝也さんによると、来客数はコロナウイルスが蔓延する前に比べると75%も減少しているという。
カフェにはさまざまな種類の純血種の猫が8匹いて、ドリンクや軽食に加えて時間単位で課金される。
「このカフェの目的は、猫好きな人や猫を飼うことができない、またはペットロスに苦しんでいる人々に、猫と遊んだり、癒しを得る機会を提供することです」とオーナーは言う。
「今では週末に来る人は1日15〜20人しかいませんが、以前は4倍でした。」
古川さんは、電気カーペットを敷くなど猫が十分に暖かくなるよう配慮しながら、換気をカフェ全体で行い、手などの消毒も含め感染対策に細心の注意を払っている。 「家の猫でも特に遊び盛りの子は、遊んでくれる人が少なくなっているので欲求不満になっている子もいます。」