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CNNの記者がイスラエル軍から手荒な扱いを受ける

イスラエル軍に取り囲まれるCNNのベン・ウェデマン氏。(Twitter:@Stone_SkyNews)
イスラエル軍に取り囲まれるCNNのベン・ウェデマン氏。(Twitter:@Stone_SkyNews)
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19 May 2021 06:05:51 GMT9
19 May 2021 06:05:51 GMT9

アラブニュース

リヤド: CNNのスタッフがイスラエル軍に取り囲まれ押されている様子が、ソーシャルメディアの映像で示された。この映像には、CNNの上級特派員ベン・ウェデマン氏が石で作られた障壁の近くでイスラエルの兵士たちに取り囲まれた後、そこから突き飛ばされる姿が映っている。

シリアの紛争と、2014年の前回のガザの戦争について報じたことがあるウェデマン氏が、この事件の際に怪我がないか手を見ながら、落胆した様子で立ち去る姿を見ることができる。

動画は、この地域でスカイニュースのために取材している同放送局の中東特派員マーク・ストーン氏がツイートしたものだ。

同じ動画で、もう1人の報道関係者が別の兵士から乱暴に押されている様子も見られる。

このスカイニュースの記者は、動画に映るイスラエル軍の行為が単独の事件ではいことを示した。

「今週はずっと、我々にそのようなことが起こっている」と同記者は言い、イスラエル警察とのやり取りを詳しく話した。

「今日、1人の警察官の前を通り過ぎた。私が微笑んで挨拶すると、彼は「失せろ」と言った」と、記者は書いている。

別のツイートでストーン氏は次のように述べる:「今日はイスラエル警察/軍による完全に不必要で挑発的な行為の実例をもっとたくさん目にした。ダマスカス門で(平和的なパレスチナ人グループに閃光発音弾が投げられた)、シェイク・ジャラーで(スカンク放水がパレスチナ人の家に発射された)、ベツレヘムで(催涙ガスが発射された)」

火曜、イスラエルとパレスチナ人の間の激しい空爆とロケット弾攻撃の暴力的な応酬が続き、さらなる死者が出た。

占領下にあるヨルダン川西岸地区と東エルサレムの複数の場所では、抗議者たちとイスラエル治安部隊が衝突した。

土曜にはイスラエルの攻撃により、共同通信社(AP)や他の報道機関のオフィスが入るガザ市のビルが破壊された。このビルは攻撃の前に避難が終わっていた。

米国のアントニー・ブリンケン国務長官は月曜、ハマスがこのビルから活動していたことを示すイスラエルの証拠は一切見ていないと述べた。

APのゲーリー・プルイット社長兼CEOは、同社が「イスラエル政府からの情報」を求めており、「米国務省と協力して詳細を知ろうとしている」と述べた。そして、「今日起こったことのために、世界はガザで起こっていることを知りにくくなるだろう」と話した。

エシカル・ジャーナル・ネットワークのエイダン・ホワイト創始者によれば、ガザ市におけるメディアへの攻撃は深刻だが、決して珍しいことではないという。「過去25年を振り返れば、報道機関や記者自身が標的になることが劇的に増えた」と、ホワイト氏はアラブニュースに語った。

これは、「変化を続けるテクノロジーのおかげで特に紛争地帯から報道するメディアの能力、不正行為や不適切な行為、あるいは戦争犯罪を伝えることができる能力が大幅に強化されているために」起こっているという。

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