





シャムス・エル・ムタワリ
ドバイ: ドバイに新しく登場した日本のホットスポット「Mimi Kakushi」では、フォーシーズンズリゾートのシックな雰囲気の中の遊び心あるダイニングで、数々の料理を楽しむことができる。
Mimi Kakushiは、日本料理の基本を守りながらも、独自のアレンジを加えた料理を提供している。
様々な料理を用意しているが、一番の人気筋は、マッシュしたハマチに柚子のワカモレ、パリパリの海苔、ミョウガ&ガーリック柚子醤油を添えた一品だ。また、季節のキノコ、海藻、バター、大葉、新鮮なトリュフが入った土鍋ライスも人気だ。最後に、和牛とフォアグラの餃子(キュウリの漬物、トリュフ醤油バター添え)もおすすめだ。
「まずは刺身、寿司、天ぷら、餃子などのテーブルを埋め尽くす大皿料理を味わってください。続いて、鹿児島和牛などの看板料理と豊富なドリンクメニュー、そして最後には多彩なデザートをお楽しみください」と創業者は語った。
起業家のリズワン・カッシム氏は、アラブニュースジャパンの取材に対し、日本料理への興味の源を語り、日本を旅することで日本文化への理解が深まったことを強調した。
カッシム氏は、すでに飽和状態にあるフードシーンの中で日本食レストランをオープンすることは困難であると認識しているが、ドバイの他のレストランとは異なる認知度が高く魅力的なアイデンティティを持つレストランを作り上げることで、自らの道を切り開いてきた。
カッシム氏によると、Mimi Kakushiのアイデンティティは、「オリエント・ヌーボー」、つまり「オリエント地域の新しい次代」と定義される。
さらにカッシム氏は、「Mimi Kakushiは日本からだけではなく、極東・東南アジア地域の影響も受けており、 <オリエント>のコンセプトはそれに由来します。<ヌーボー>、私たちがコンセプトのベースとした1920年代から30年代のアールデコ、アールヌーボー、ニューエイジ、ジャズの時代のことであり、最も大きな影響を受けた時代でもあります」とアラブニュースに語った。
念頭に置かれたこのコンセプトは、店名の選択にも影響している。カッシム氏によると「Mimi Kakushi」とは、直訳すると「耳を覆う」という意味であり、「シックと見なされていたものの転換点となった」1920年代に流行したボブスタイルの髪形も表現している。
レストランは、木製のフローリング、革製のブース、ほつれたシャンデリア、暖色系の色調などを用いた居心地の良い空間になっており、これらの微妙な要素が、このレストランの基本的なテーマに沿った雰囲気作りに一役買っている。
創業者のカッシム氏が「1920年代の大阪にジャズが鳴り響いていた頃の東洋の時代、日本のナイトライフやストリートライフにモダンアートや西洋のファッションを融合させた空間」へとゲストを招待する。
パンデミック中に日本食レストランをオープンしたにもかかわらず、カッシム氏は、「La Cantine du Faubourg」、「Lana Lusa」、「Ninive」、「Twiggy by La Cantine」と並んで、彼のレパートリーに新たなレストランを加えることに成功した。これらのレストランは、インテリアから料理まで、チームが持つ「明確なビジョン」に基づいていると、カッシム氏は語った。