



ヘブシ・アルシャマリ
リヤド:サウジアラビア初の女子障害者サッカーチーム、アル・サディーカットが、スポンサー契約を獲得した。
この契約は、15日、障害者友の会(FPDA)の取締役会会長であるガディール・ビント・アブドラ・ビン・サウード王女と、パイオニアズ・コンサルティングのパートナー兼ゼネラルマネージャーであるファイサル・アル・アムロ氏によって、リヤドで締結された。
ガディール王女は、障害者はサウジ社会の重要な、愛される一員であり、サウジはあらゆる面で障害者の権利を保障していると述べた。
アル・アムロ氏は、パイオニアズ・コンサルティング創業以降の7年間で、同社が公的機関、民間企業、非営利団体の顧客からの信頼を獲得してきたと述べ、社会的責任を果たすという考え方の一環として、今回サウジ初の女子障害者サッカーチームのスポンサーになることを誇りに思うと語った。
FPDAの業務執行取締役を務めるダニア・ビント・アブドラ・ビン・サウード王女は、サウジ・ビジョン2030の目的の一つは、障害者がこの国の社会生活に参加する機会を得られるようにすること、そして、その潜在能力を伸ばし、最大限に発揮できるようにすることだと述べた。このようなエンパワーメントは、国の持続可能な開発計画の不可欠な部分になっている。
王女はアラブニュースに対し、アル・サディーカットが、特別支援を必要とする女性のための初の公式認定チームとなり、同協会の旗の下で、国内大会や地域大会、国際大会に出場できるようになることを期待していると語った。
パイオニアズ・コンサルティングのコンサルタントでパートナーシップ担当役員のエイタル・アル・バルタン氏は、このスポンサー契約は、ビジョン2030に沿った企業の社会的責任と、生活の質の重要性に対する同社の考え方を反映したものだと述べた。
アル・サディーカットの運営を支援しているサラ・ビント・ナワフ王女は、同チームが障害のある女性の間での運動能力の向上を支援するために設立されたと語った。スポーツへの参加は、障害者のリハビリに役立ち、精神衛生上も良い影響を与えると、王女は付け加えた。
王女はアラブニュースに対し、このチームのおかげで、障害者がスポーツに参加する機会が増えることを願っていると述べ、家族に対して、子どもたちのスポーツの夢を励まし、支援することで関わるよう促した。
アル・サディーカットはFPDAの序章に過ぎず、同協会は、障害者アスリートのための他のスポーツも対象にできるよう、活動の幅を広げていきたいと考えていると語った。