


アラブニュース・ジャパン
横浜市内唯一のモスクである横浜モスクは2日、ラマダン期間中の断食明けのイスラム教徒に、30食以上の食事を提供した。
パンデミックにより2年間中断していたが、日本中のモスクで、イスラムコミュニティのイフタールの集まりが再開された。イフタールではイスラム教徒が断食明けに食事をし、特別なラマダンプログラムを開催する。日本国内在住の多くの人々が、ラマダンの核となる共同体的側面を楽しんだ。
横浜モスクには、神奈川県にあるレバノンレストラン「アル・アイン」からイフタールの食事が提供された。アル・アインから提供された食事には、ご飯を含むメインディッシュ、サンドイッチ、チキンなどのサイドディッシュ、デザートなどが含まれていた。
アル・アインのオーナーであるジアド・カラム氏は、モスクで必要な人がいれば助けるように心がけていたという。
またアル・アインでは、ラマダンのためだけに作られたイフタールセットメニューを、1人3,500円で提供している。このセットでは、冷菜・温菜の盛り合わせ、メインディッシュ、デザートを含む4品のコースが用意されており、ゲストは伝統的なレバノン料理の味を堪能することができる。
「ラマダンは例年とても忙しい時期です。レバノン料理に興味を持つ日本人の方も多く、イフタールの食事に参加されます」とカラム氏は言う。
また、アル・アインでは、イスラム教の祝日「イード・アル・フィトル」にちなんで、ハラールのラム肉を提供する「イード・アル・フィトルディナーコース」を3日間連続で用意している。