
アミン・アッバス
Nismogo「ガズ」 は2021年にキャリアをスタートさせ、アニメーターとして2年弱の間に、BORUTO-ボルト-、王様ランキング、最果てのパラディン、アサルトリリィ、半妖の夜叉姫、デジモンゴースト・ゲームなどの日本の主要なアニメ製作に携わってきた。
アラブニュース・ジャパンの独占インタビューで、Nismogoは、アニメや漫画へのインスピレーションについてこう語った。「インスピレーションという点でいえば、私が最初にアニメ一般に触れたのは、夜に『カートゥーン・ネットワーク』で放送されていた『Toonami』というアニメ枠でした。そのチャンネルで、今ではアニメの現代の古典」と呼ばれるような作品にたくさん触れました。ナルト、ブリーチ、ドラゴンボールZ、犬夜叉、攻殻機動隊、アキラ、エウレカセブン、ソウルイーター、そしてジブリ映画もたくさん。漫画に関しては、機会があるたびに(つまりほぼ毎日)、地元の図書館で週刊誌少年ジャンプを手に取っていました。初めて触れた漫画のひとつが『シャーマンキング』でした」
「大好きなアニメを一つ選べと言われたら、間違いなく物語シリーズです。独特な演出、全体的なストーリーやアニメーションの品質に、個人的なレベルで非常に共感させられる珍しい作品です。脚本、演出、アニメーションのどれをとっても、そこから何かを学べるような気がして、エピソードを見返すといつも刺激になります」
彼に影響を与えた大好きなアニメーターには、温泉中也、山本健、山下清悟、土上いつきなどがいる。
Nismogoは、「個人でアニメに取り組み始めたのは、2020年の6月頃だったと思います。使っていたプログラム(Clip Studio Paint EX)を覚えるためにトレース学習を何度か行い、慣れてきたらもっと独自性のあるアニメに向かって進み始めました。でも、まだまだ下手でした。その年はずっと練習を続けました」と言う。
「アニメーションとは、私にとって、創造性を表現できる唯一のものです。絵に命を吹き込むことができて、それまでの絵以上のものを作ることができる。静止していた絵から情景や命を生み出せるのは、大きな力であると感じます。途切れずに流れていく数え切れない絵。まるで大きなパズルが少しずつ組み上がり、美しいものが作り上がっていくような感覚です」と続けた。
彼が最初に関わったアニメは、2020年秋のAtelier Gokujouの「Daicon Fantasy」だ。ここで、アニメ業界で働くために必要なことを学んだという。
「彼は、今でも何か迷いが生じたときに助言をくれる偉大な師匠です。とても感謝しています」とNismogoは語った。
「それ以来アニメの仕事を続けており、2021年2月に初めてアニメ制作に携わる機会を得ました。先日終了した『王様ランキング』の制作で、原画の担当を依頼されたのです」と付け加えた。
今後の予定に関しては、Nismogoはスタジオシャフトとかなり安定的に仕事をしており、「憧れていた大作で、スタジオシャフトが担当している、新しく発表された『RWBY』のアニメ化作品」で働く機会を得たという。「皆さんもぜひご覧になって、この力作をぜひお楽しみください。 有能な芸術家が多数この作品に携わっています。彼らのそばで学び、働くことができるのはとてもありがたいことです」と彼。「マギアレコード」にも携わったとのことだ。
Nismogoは全体的な日本人の仕事に対する姿勢を称賛しており、よりひたむきで情熱的、そして勤勉になるよう、常に努力している。
彼は、アニメ業界で働きたいと思っている人は、長く豊かなキャリアを築くために、こうした姿勢を理解し受け入れて実行するべきだと勧めた。