
ディーマ・A・クデイル
ジェッダ:悟空、ベジータ、悟飯、亀仙人、ピッコロ、そしてその他の『ドラゴンボール』キャラクターたちが水曜日、シティウォークエリアにあるアニメ・ビレッジのステージでブレイクダンスを披露した。
チーム「アニメDXB」は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイを拠点とする、多才なダンサーとコスプレイヤー出身のパフォーマーで構成されるグループだ。
ジェッダ・シーズン開催期間中、彼らは『ONE PIECE』、『鬼滅の刃』、『ドラゴンボール』、『NARUTO -ナルト-』の様々なキャラクターに扮してパフォーマンスを披露した。
悟飯を演じたフィリピン人のカール・ダリタンさんは、ジェッダでパフォーマンスを行うと、観客にキャラクターを認識してもらえるので嬉しいと話す。
ダリタンさんは、一行がステージに上がった時の観客の歓声に驚いたという。
「(サウジアラビアに『ドラゴンボール』のファンがたくさんいるなんて)思いもしませんでした。『ドラゴンボール』やアニメが大好きな人たちがいることに驚きと喜びを感じました」とダリタンさんは言う。
アニメ・ビレッジのイベントスペースに感激したパダリタンさんは、次のように語った。「小さなパビリオンだと思っていたのですが、シティウォークエリアに到着してみると、とても大きなものでした。素晴らしいです。楽しい施設ですね」
ダリタンさんは、交流セッション中の観客とのやり取りが一番楽しかったと熱弁した。「特に、会場を歩き回っていた時の観客の反応が良かったです」
また、「とても気軽に声をかけてくれ、私たちが扮するキャラクターと一緒に写真を撮りたがってくれました」と語ってくれた。
ピッコロ役のイギリス人パフォーマー、トーマス・カレさんは、サウジアラビアの観客は非常に歓迎ムードであったと語った。「キャラクターそのものだけでなく、パフォーマーである私たちへの愛を感じることができて嬉しかったです。それに尽きます」と話す。
「サウジアラビアの観客は、私たちのすべてのパフォーマンスを気に入ってくれています。彼らと舞台上の私たちの一体感だけでも、見ていて素晴らしいです。観客の皆さんからエネルギーをもらえばもらうほど、私たちも多くのエネルギーをお返しすることができます。そこが素晴らしいところなのです」
メンバーたちは、シティウォークエリアで開催されるアニメイベントは1、2種類だと思っていたが、バラエティに富んでおり驚いたと、カレさんは言う。
「現在行われていること全て、そして一日に開かれる催し物の数々… バンド、アーティスト、アニメ制作者… この3ヶ月間、イベントのために彼らが力を合わせて行ってきた努力は素晴らしいです。本当に素晴らしいです」とカレさんは語った。
フィリピン出身のウェブスター・ゴンザレスさんは亀仙人を演じ、子供たちが楽しんでくれたのが良かったと話す。
「ステージでのパフォーマンスは本当に楽しいです。観客が楽しんでいるのが見てわかりますし、特に子どもたちなんかは叫んでいます」とゴンザレスさんは言う。
さらに、「アニメ・ビレッジに入ると、まるで日本にいるような感覚になります。素晴らしい施設です」と話してくれた。
チーム「アニメDXB」は、これまでにもUAE、バーレーン、カタール、エジプトなど、アラブや中東の国々で公演を行ってきた。
エイアド・カセムさんは、子どもを連れてこのイベントに参加し、「こうしたエンターテイメントは全ての年齢層が楽しめる」とアラブニュースに語った。
「『ドラゴンボール』は知っています。傑作アニメです。大人である私も楽しめましたが、子どもたちも、すぐさま音楽に合わせてジャンプしたり踊りだしたりして、とても楽しんでいました」と話してくれた。