
ジャスミン・ベイガー
ダーラン:「サウジ・ファッション・エキシビション」が今週ダーランのイスラで開幕し、サウジのデザイナー45人が手の込んだ衣服、ハンドバッグ、ジュエリーなどの豪華な作品を幅広く展示した。
この展示会はイスラのフラッグシップ的クリエイティビティ・フェスティバルである「タンウィーン」の一環として開催されている。
イスラのオペレーションマネージャーでこの展示会のスーパーバイザーであるワラア・タフラウィ氏は、イスラの建物自体が素晴らしい建築であるため、サウジの才能とイノベーションを展示するために選んだこのロケーションは理想的だと語った。
この展示会の目的はサウジアラビアにおけるデザインの未来を探究することだ。
デザイナーたちは自分自身の体験を個人的物語へと織り上げ作品に込めた。
ファッション委員会との提携によるこの展示会は、ダーランのイスラ本部で今月末まで開催されている。
同委員会のバラク・カクマクCEOは声明の中で次のように述べている。「サウジのファッションは他のどのファッションにも似ていない。例外的で、ユニークで、豪華で、極めて精巧に作られているからだ」
「ファッション業界はサウジビジョン2030の目標実現において主要な役割を果たそうと努めており、国内外の未開拓のファッション部門は大きな成長可能性を有している」
「サウジのファッション部門は過去2年間、国内の才能のための機会を作り出すことに貢献したイニシアティブを通して驚くべき進展を遂げてきた」
サウジのジュエリーデザイナーであるリリアン・イスマイル氏は、この展示会のためにイスラとのコラボレーションで「シンプルでエレガントな男女兼用ブレスレット」を提供した。この作品は招待ゲストにプレゼントされた。
ダーランのプリンス・モハンマド・ビン・ファハド大学で数学の准教授を務めるパトリシア・デイヴィス博士も招待ゲストの一人だった。
デイヴィス博士はアラブニュースに対し次のように語った。
「ファッションは好きで、自分でも縫い物をします。だからデザインを見るのがとても楽しみでした。サウジのデザインが向かう方向を見るのがです。以前の展示会にも来ましたが、その時はもっと歴史的なデザイン、伝統的なデザインが全面に出ており、興味深く見ました。地域によってデザインが違うのを見ることができましたが、今回はまた違います」
「ここに来ているのはファッション業界の人々です。イギリス出身の私は、『クローク』と呼ばれるようなより伝統的なイギリスの服との類似性を見出します。私は主に自分のために服を作ります。子供の頃からです。だから、成長と共にファッションを見る目を養っていったのです。私が思っていたのは、この展示会で私が探しているものの一つは、自分の縫い物のアイディアを得ることかもしれないということです。実際いくつかアイディアを得られました」
芸術的な作品をもっと見たい人は、リヤドの「ムハンマド・ビン・サルマン非営利都市」で11月17日~19日に開催される「ファッション・フューチャーズ」に足を運ぼう。