Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • 米国裁判所が、ゴーン氏逃亡幇助の罪に問われる2名の保釈請求を却下

米国裁判所が、ゴーン氏逃亡幇助の罪に問われる2名の保釈請求を却下

8月7日、米国地裁判事がカルロス・ゴーン氏の逃亡を幇助した2名の容疑者の保釈請求を却下した。(AFP)
8月7日、米国地裁判事がカルロス・ゴーン氏の逃亡を幇助した2名の容疑者の保釈請求を却下した。(AFP)
Short Url:
08 Aug 2020 08:08:17 GMT9
08 Aug 2020 08:08:17 GMT9

8月7日に米国地方裁判所が、日産自動車元会長カルロス・ゴーン氏の日本国外逃亡の画策を助けた罪に問われているマサチューセッツ州の男2名の保釈請求を却下した。

インディラ・タルワニ判事は、日本が引き渡しを求めている米陸軍特殊部隊元隊員マイケル・テイラー容疑者と息子のピーター容疑者の保釈請求を却下した。下級判事もこれまでに彼らの釈放請求を却下している。

ゴーン氏は、日産の資産報告書で自らの報酬を過少報告した金銭的不正の罪で起訴された後、子供時代を過ごしたレバノンへ逃亡した。彼は不正行為を否定している。

テイラー父子の弁護士はこれまでのところコメントを求める要求に応じていない。

「テイラー父子は、おそらく可能な法的手段を使って引き渡しに抵抗すべく米国に留まろうと模索しながらも、それと同時に、日本の法制度に照らし合わせてそのような予防的措置への露骨な軽視も見せてもおり、もしも引き渡しへの抵抗が困難となった場合には、保釈条件に従うことをせずに国外逃亡するだろう」とタルワニ判事は書いている。

テイラー父子は巧妙なゴーン氏逃亡幇助計画の実行犯として訴追されており、ゴーン氏は彼らに金銭を支払って自らの保釈中に逃亡した。計画には、アラブ首長国連邦でプライベートジェット機をチャーターしたこと、「ピーター・テイラー氏が日本へ7回渡航してゴーン氏と複数回会い、逃亡計画の準備・実行を果たしたこと」などが含まれるとタルワニ判事は指摘した。

また、日本でマイケル・テイラー氏が「空港職員にセキュリティー手続きについて問い合わせ、空港作業員にまとまった日本円を手渡し、ゴーン氏を大きな箱に入れてホテルの部屋から内密に運び出し、プライベートジェット機に乗せてトルコへと連れ出す」ところまでが含まれていたとしている。

前の判決では、ピーター氏の共同経営する会社にゴーン氏が逃亡前に送金したとみられる約86万ドルを始め、テイラー父子には逃亡に利用できるだけの「十分な資金と手腕」が明らかにあるとしていた。

–ロイター

特に人気
オススメ

return to top