

ガディ・ジューダ
リヤド:リヤド・トイ・フェスティバルが今週開幕した。科学、健康、医学などに関して、あらゆる年代の子供たちが楽しめる幅広いエンターテインメント・教育プログラムが提供されている。
ブルバード・リヤド・シティの近くで開催されているこの10日間のイベントの呼び物は、「トランスフォーマー」「マイリトルポニー」「ソニック」「バービー」の人気キャラクターたちが登場するライブエンターテインメントだ。35のエリアで有名な国際玩具ブランドが紹介されている。
このフェスティバルにはいくつかのサブゾーンが用意されている。女の子向けの「ダウンタウン」、未就学児向けの「カントリーサイド」、バーチャルリアリティ体験ができる「アドレナリン・バレー」、家族向けの等身大ゲームが楽しめる「ハズブロ・ゲーミング」などだ。
「バービー」エリアでは、子供たちは興味をそそる環境で様々な職業について楽しく学ぶことができる。
モハメドちゃん(5歳)の母親であるサラ・ナセルさんはアラブニュースに対し、子供にとってはリラックスした環境で知識を身につけることが大事だと語る。
ナセルさんは、「私は看護師で夫は放射線科医なのですが、息子には科学や人体について常に質問するよう勧めています」と話す。「バービー」エリアではモハメドちゃんはすぐに医師のコーナーに吸い寄せられていったという。
医師コーナーでは、担当者で感染症医のアヤ医師(ファーストネーム以外は匿名希望)が子供たちに人体について詳しく説明する。
アヤ医師は次のように話す。「子供たちに様々な種類の医師について知ってもらい、デジタル時代に対応したフィジカルアプリケーションやバーチャルリアリティを通して参加してもらうために、5つのステーションを用意しています」
最初のステーションは消化器系についてのもので、子供たちは食べ物が体の中でどのように処理されるかを段階を追って学ぶことができる。
「子供たちに参加してもらううえで重視した点の一つは、脂肪が消化器系のどこでどのように消化されるのかという点です。そして、ある子(の質問)に驚かされました。ここで学んだことと身近なことを結びつけた質問だったからです」
その子はすぐに、ジャンクフードが体に悪いのは健康的な食べ物よりも腸の中のずっと後の方で消化されるからだと言ったのだという。
他のステーションは、循環器科、眼科、神経科、外科、縫合に焦点を当てている。緊急事態への備えを子どもたちに教える応急措置・心肺蘇生法のステーションもある。
このフェスティバルは1月1日までの開催で、開場時間は午後4から深夜12時まで(土日は翌午前1時まで)。