
アシール・バシュラヒール
アルウラ:ユネスコのオードレ・アズレ事務局長が金曜、サウジアラビアの文化的な宝であるアルウラがこれまで良く保存されてきたことと、未来の世代が同地域の歴史から学ぶことのできる教訓を称賛した。
同遺跡のマラヤホールで開かれているヘグラ・ノーベル賞受賞者会議での演説で、アズレは文化交流の促進におけるこの遺跡の重要性を協調した。
彼女は公開討論会で20名以上のノーベル賞受賞者や100名の一流思想家たちに加わって世界的な社会問題を議論し、教育、テクノロジー、医療、および持続可能性などの分野においてソリューションを提案した。
このユネスコの指導者は、アルウラの歴史的な多様性と、それが訪問者に示す教訓に感銘を受けたと述べた。「このことからも、遺産が平和や教育など多くのことに対する原動力となっていることは確実です」
演説の後、この会議のTwitterページに投稿されたインタビューでアズレは次のように述べた:「アルウラの多様性は、いろいろな文明がこの地で調和的に存続してきた様子について私に印象を残しました。また、私たちが耳を傾ける必要のある痕跡や知恵も残しました」
今日の世界が直面する最も差し迫った問題について聞かれると、アズレはこう答えた:「今現在私たちが抱える緊急事態は、何よりもまず自然との関係性です。私たちは自然と調和的に生きる方法を学ぶ必要があります。それは私たちが失くしてしまったことであり、私たちの課題です」
彼女は若い世代にメッセージをささげた:「まず、次のように言いたいと思います。(私たちの遺産を)彼らに受け継ぐことが私たちの責任です。そしてそれを大切にすることが彼らの責任です」
王国訪問中にサルマーン国王およびムハマンド・ビン・サルマーン皇太子と面会したアズレは、1月30日に始まった3日間の会議の講演者である。
彼女は演説中、イノベーションや持続可能性、遺産保護、および未来に対する共通のヴィジョン構築に関連する世界的な問題について議論した。文化大臣兼アルウラ王立委員会委員長のバルド・ビン・アブドラ・ビン・ファルファン・アルサウド王子は、サウジの署名が入ったスピーチ原稿の写真を共有した。
アラビアの創始者であるアブドゥル・アジーズ国王が、王国を4番目のユネスコ加盟国にした。