フィギュアスケート男子で五輪連覇を成し遂げ、昨年プロに転向した羽生結弦さん(28)が、4日深夜にSNSで結婚することを発表した。「一粒万倍日」「天赦日」「大安」と縁起のいい日が重なる開運日だった4日の午後11時11分。数字の「1」にこだわった時間の電撃発表に、国内外で祝福の声が瞬く間に広がった。
幼少期の羽生さんを指導した都築章一郎さん(85)は発表と同時に吉報を知り、「驚きましたね。よもや想像できていなかった」とうれしそうに受け止めた。「彼のスケートはどんどん進化すると思って期待している」と語った。
SNSでは、国際オリンピック委員会(IOC)が「羽生結弦さん、ご結婚おめでとうございます」と反応。羽生さんに憧れ、4回転半ジャンプを跳ぶイリア・マリニン選手(米国)も「おめでとう、ユヅル」と投稿した。女子の紀平梨花選手(トヨタ自動車)は「とても驚きました。お相手さま、スケートと共に、この先も笑顔あふれるすてきな人生を歩めることを願っております」とつづった。
宮城・東北高校時代にフィギュアスケート部顧問だった五十嵐一弥さん(77)は「これまで自分自身に目標や練習を孤独に課してきたのだと思う。結婚で人間的な羽生らしさが別な形で表現されてくるのではないか」と期待した。
時事通信