
ドバイ:日本は、国際協力機構(JICA)を通じて、テントや毛布などの緊急援助物資をリビアに送った。
援助物資は、リビアの洪水被害を受けて9月18日に送られ、リビア東部ベンガジの空港に19日到着した。
在リビア日本大使館の天寺 祐樹臨時代理大使兼リビア特別調整官は、緊急物資の配布を担当する世界食糧計画(WFP)職員とリビア人道援助庁に支援物資を手渡した。
日本政府はまた、WFPを通じて提供された2022年からの「食糧支援無償資金協力」の大部分(約160万米ドル相当)を洪水被災者に割り当てることを決定した。
天寺 祐樹臨時代理大使は、日本から提供された食糧を保管するベンガジのWFPリビアの倉庫を視察した。
訪問に先立ち、天寺氏は、ベンガジのサクル・ブジュワリ市長と電話で会談し、被災者ならびにその家族、リビア国民に心からの哀悼の意を表明した。
日本は現地のニーズに基づいた支援を継続していくことを表明した。
ブジュワリ市長は、天皇陛下と岸田文雄首相からの弔意と、日本政府と日本国民による迅速な支援に感謝の意を表した。
日本は、リビア政府と緊密に連絡を取りながら、現地のニーズに基づいた支援を継続する。