
日米韓3カ国の外相が14日午前(日本時間15日午前)、米サンフランシスコで開催中のアジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議に合わせ会談した。北朝鮮が核・ミサイル開発を活発化させる中、3カ国で緊密に連携し、安全保障協力を含め抑止力、対処力を強化していくことを確認した。日本外務省が15日発表した。
会談には、上川陽子外相、ブリンケン米国務長官、韓国の朴振外相が出席。上川氏は北朝鮮による日本人拉致問題に関する両国の一貫した支持に謝意を示した。
日米韓外相は、緊迫化するパレスチナ情勢や、ロシアによるウクライナ侵攻への対応を含む地域情勢、経済安全保障分野の協力についても協議。今後とも連携を進めていくことで一致した。
これに先立ち、上川氏はパレスチナ情勢を巡り、エジプトのシュクリ外相、ヨルダンのサファディ外相と個別に電話会談。それぞれ人道状況の改善に向けて連携していくことを確認した。
時事通信