
ドバイ: 岸田文雄首相は2日(日本時間3日)、訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイでフランスのマクロン大統領と電話会談した。日仏両政府は会談に合わせ、インド太平洋地域での連携や安全保障協力を進めるための新たなロードマップ(工程表)を公表した。
工程表では「力による一方的な現状変更の試みに強く反対」と明記し、経済安保の作業部会を近く開催することを盛り込んだ。
これに先立ち、首相は2日(日本時間同日)、イランのライシ大統領とも電話で会談。先月イエメンの親イラン武装組織フーシ派が、紅海で日本企業が運航する船舶を拿捕(だほ)したことを非難した上で、フーシ派に乗組員の早期解放や自制を働き掛けるよう要請した。
パレスチナ自治区ガザの情勢に関しても協議し、ライシ氏はイラン側の立場を説明。両首脳はイランの核開発問題についても意見交換した。
時事通信