
木原稔防衛相は5日の記者会見で、米空軍輸送機CV22オスプレイ墜落事故を受け、米側から4日に「安全点検と予防的な整備を現在行っている」との報告を受けたと明らかにした。木原氏は、沖縄と鹿児島で事故後に確認された米オスプレイの離着陸が100回を超えたと説明した。
木原氏は、米軍の措置の実効性などについて確認を進めていると強調。「懸念が払拭されたわけではない。引き続きしっかり情報提供を受ける必要がある」と語った。
米オスプレイの国内での運用は事故後も継続。木原氏によると、11月29日の事故発生から12月5日午前0時までに、普天間飛行場(沖縄県)と嘉手納基地(同)、奄美空港(鹿児島県)で米海兵隊と海軍のオスプレイの離着陸が計108回確認された。
時事通信