
上川陽子外相は9~12日の日程で南太平洋のフィジーとサモアを訪問する。フィジーでは、日本と太平洋の島しょ国・地域による「太平洋・島サミット」閣僚会合に出席。日本の外相として初訪問のサモアでは、2国間関係の強化を図る。
政府が1日、衆参両院の議院運営委員会理事会に説明、了承された。
閣僚会合は日本、オーストラリア、ニュージーランド、トンガ、パラオなど19カ国・地域の外相らが参加を予定している。覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、法の支配の重要性を確認。気候変動、防災対策など現地のニーズを踏まえた支援について意見交換する。
中国は近年、この地域への影響力を拡大。1月には台湾と断交したナウルと国交を結んだ。
時事通信