上川陽子外相は1日、ミャンマー国軍がクーデターで権力を掌握してから3年が経過したことを受け、談話を発表した。情勢の悪化に「深刻な懸念」を表明。空爆などで多くの市民を死傷させていることを強く非難し、暴力の即時停止や拘束中の民主化指導者アウンサンスーチー氏らの解放を要求した。
談話は「この3年間、ミャンマー情勢に具体的な進展が見られないことは極めて遺憾だ」と強調。
「わが国は関係者との対話を進めるとともに、東南アジア諸国連合(ASEAN)との連携を強化し、事態打開に向けて取り組む」と訴えた。
時事通信