岸田文雄首相は「北方領土の日」の7日、東京都内で内閣府などが開いた領土返還要求全国大会に出席した。首相は「日ロ関係は厳しい状況にあるが、領土問題を解決し平和条約を締結する方針を堅持していく」とあいさつ。元島民の高齢化を踏まえ「今は特に北方墓参に重点を置いて(交流)事業の再開を引き続き求めていく」と表明した。
ロシアのウクライナ侵攻を受けた日本の対ロ制裁にロシアは反発。1月にはプーチン大統領が北方領土初訪問に意欲を示すなど、交渉再開は見通せない状況だ。
時事通信