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岸田首相、中国の李強首相に処理水放出について説明

岸田首相は記者団に対し、ジャカルタで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓の首脳会議の前に李首相と立ち話をしたと語った。(AFP)
岸田首相は記者団に対し、ジャカルタで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓の首脳会議の前に李首相と立ち話をしたと語った。(AFP)
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07 Sep 2023 02:09:38 GMT9
07 Sep 2023 02:09:38 GMT9

東京:日本の岸田文雄首相は6日、インドネシアで開かれた国際会議の直前に、東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出についての日本の立場を中国の李強首相に説明したと語った。

日本は処理水の海洋放出を8月に開始。中国はこれを強く批判するとともに、報復措置として日本からの海産物の輸入を全面的に禁止した。

2011年の東日本大震災の巨大津波により、福島第1原発はメルトダウン。25年前のチョルノービリ(チェルノブイリ)原子力発電所の事故以降、世界最悪の原子力災害となった。

岸田首相は記者団に対し、ジャカルタで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓の首脳会議の前に李首相と立ち話をしたと語った。

「その立ち話の中で、処理水の我が国の基本的な立場について説明をした」と岸田首相は述べた。ただしその際の李首相の反応については明らかにしなかった。

岸田首相は李首相に対して日本産海産物の輸入禁止措置の解除を求めたかどうかについても直接の言及を避け、日本の立場を説明したと繰り返すにとどめた。また、今週末に行われる20カ国・地域(G20)首脳会議で李首相と会談するかどうかについてもまだ決まっていないと述べた。

日本の外務省によれば、両首相が直接会ったのは初めてだという。また処理水の海洋放出が始まって以降、両国の間でハイレベルの対話が行われたのもこれが初めてだ。

8月末には連立与党である公明党の山口那津男代表の訪中が予定されていたが、処理水問題による日中関係の悪化を受けて延期された。

処理水は水との分離が難しいトリチウム以外のほとんどの放射性物質を除去し、国際的に認められた水準まで希釈された上で海洋に放出されている。

ロイター

 

 

 

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