
ドバイ:日本の辻清人外務副大臣は2月27日の会談で、フィリップ・ラザリーニUNRWA事務局長に「適切な措置をとる」よう伝えた。
外務省の声明によると、パレスチナを訪問中の辻氏は、UNRWAが10月7日のハマスのテロに関与したとされることを受け、UNRWAのガバナンス強化を要請した。
先月、イスラエルはUNRWAがテロに関与していると報じた。それ以来、日本をはじめとする数カ国が資金援助を停止しており、戦火の絶えないガザの市民がその影響を被っている。
ラザリーニ氏は、UNRWAのガバナンス強化に向けた取り組みについて説明するとともに、UNRWAが長年緊密に協力してきた重要なパートナーである日本との信頼関係を大切にしたいと述べた。
両氏は、パレスチナ難民の人道状況が悪化していることへの懸念を改めて表明し、国連の調査や第三者レビューの進捗状況、他の支援国の動きなどを踏まえ、今後も緊密な意思疎通を図っていくことで合意した。