
東京:日曜日に行われた3つの衆議院補欠選挙で、立憲民主党の亀井亜希子氏のほか2人の野党候補者が勝利した。
亀井氏は与野党対決となった島根1区の衆院補選で勝利した。
立憲民主党は東京15区と長崎3区でも自民党の候補者がなく当選した。東京では、酒井菜摘氏(立民)が9人の候補者から当選した。共産党が支援にまわった。長崎では山田勝彦氏(立民)が日本維新の会の新人、井上 翔一朗氏を制した。
衆院選への小選挙区制導入以来、島根県では自民党が議席を独占してきており、初の敗北となった。
亀井氏はこれまで、衆議院議員を1期、参議院議員を1期務めたが、3年前の衆院選で議席を失った。島根1区は、今回の補欠選挙で唯一、与野党が対決した。
亀井氏は自民党の政治資金問題を批判し、抜本的な法改正を訴えたほか、人口減少や交通、医療などの分野への対策を強調した。その結果、立憲民主党や他の野党をはじめ、無党派層や自民党と連立する公明党支持者からも幅広い支持を得た。
亀井氏は「多くの人たちから応援してもらい、選挙戦に勝ち抜くことができた」と話した。「自民党の『裏金問題』に対する怒りがベースにあった。『保守王国』といわれる島根県での結果は大きなメッセージとして岸田政権に届くと思う」
亀井氏はかつて日本・アラブ首長国連邦友好議員連盟に所属、UAEをはじめアラブ諸国との二国間関係の活性化に積極的だった。