
岸田文雄首相は8月上旬にもカザフスタンを訪問し、中央アジア5カ国と初の首脳会合を開く方向で調整に入った。政府関係者が6日、明らかにした。
中央アジアは石油などの天然資源が豊富で、首相は経済安全保障の観点から関係強化を目指す。同地域に強い影響力を持つロシアや中国をけん制する狙いもある。
この後、モンゴルを訪問してフレルスフ大統領と会談する案も浮上。現地での鉱物資源開発など経済分野を中心に連携を図りたい考えだ。モンゴルは北朝鮮と伝統的に関係が深く、日本人拉致問題の解決に向けた協力を話し合う可能性もある。
時事通信