
政府は28日の閣議で、能登半島地震の被災地支援のため、2024年度予備費から1396億円の追加支出を決めた。道路や港の復旧費などの財源に充てる。能登地震に対応した予備費の支出決定は5回目で、合計は5500億円を超えた。
今回は公共施設や道路などの公共土木施設の復旧に867億円、応急仮設住宅の供与に282億円、災害廃棄物の処理に226億円、農林漁業者への支援に21億円を充てる。
予備費は国会の議決を経ずに閣議決定だけで使用できる。これまでに23年度予備費などから4回に分けて、計4156億円を支出した。
時事通信