


東京:上川陽子外務大臣は水曜日にアラブ連盟のアフマド・アブルゲイト事務総長と会談し、夕食会を開いた。彼女は、中東の現状を自分自身のこととして捉えており、ガザ紛争のすべての当事者に対し国際法を遵守し、人質の解放と早期停戦のために外交努力を続けるよう促し続けると述べた。
また、上川大臣は、日本が東アジア・パレスチナ開発会議(CEAPAD)を通じて東南アジア諸国に対してパレスチナ支援への関与を促していることを述べた。
アブルゲイト事務総長はアラブ連盟の事務総長として初めての訪日であり、東京で開催された第5回日・アラブ経済フォーラムに参加した。彼は、日本とアラブの関係を日・アラブ経済フォーラムを通じてさらに深めたいと述べた。
上川大臣は「強靭で持続可能な経済発展」をテーマに、日本とアラブ諸国が信頼できるパートナーとして経済的な協力関係をさらに深める具体的な方策について議論したいと述べた。
上川大臣は、日・アラブ政治対話や日・アラブ経済フォーラムの下で日本とアラブの協力が着実に進展していることをアブルゲイト事務総長に伝えた。両者は文化や教育の協力、そして人と人との交流を続けていくことで合意した。
安全保障についても、自由で開かれた海洋秩序の維持と強化の重要性に合意した。また、シリアとリビアの状況についても意見交換を行い、中東の平和と安定のために協力を続けることを確認した。
さらに、社会における女性の進出についても意見交換を行い、女性・平和・安全保障など様々な分野での協力を進めることで一致した。