
東京:第46回世界遺産委員会で「佐渡島(さど)の金山」がユネスコの世界遺産リストに登録されたことを受けて、日本の上川陽子外相は佐渡島の人々を称賛した。
「7月27日、わが国が世界遺産に推薦した『佐渡島の金山』が世界遺産一覧表に登録されたことを誠に喜ばしく思う」と上川氏は語った。佐渡島金山は「19世紀半ばに徳川幕府が終わるまで続いた伝統的な非機械化採鉱技術を用いた金生産システムの最終段階を具体化した特別な文化遺産としての特別な価値を持っている」
上川氏は世界遺産登録に向けて努力してきた地元の人々に敬意を表し、世界の人々が佐渡島を訪れる契機となることへの期待感を表明した。
また世界遺産としての価値が一層広く世界に知られ、評価されることにも期待を寄せ、外務省として人々の理解が進むよう、関係省庁と連携しつつ取り組んでいくと述べた。
佐渡島は新潟県沖、日本の本島の北側に位置している。第二次大戦中、約1500人の韓国人労働者が島内の鉱山で困難な状況での労働に動員されたと報じられている。