
東京:前代未聞の巨大地震注意報により、危険度が高いとされた地域では数千のホテルがキャンセルされた。
木曜日に南部でマグニチュード7.1の地震が発生し、少なくとも15人が負傷した。
今回の勧告はその種のものとしては初めてのもので、巨大な揺れが差し迫っていることを意味するものではないが、そのような出来事のリスクはまだ低いとはいえ、現在は高まっている、と当局は述べている。
警告の対象となるのは、東京の西に位置する静岡から九州の南端まで続く、いわゆる「南海トラフ」800キロ(500マイル)の海底地帯である。
地元のホテル組合によると、最も大きな被害を受けると予測されている地域のひとつである高知県西部では、先週警報が発令されて以来、少なくとも9,400人がホテルの予約をキャンセルしたという。
組合代表の西谷進氏がAFP通信に語ったところによると、8月9日から18日までのキャンセルは、約1億4000万円(94万8000ドル)の収入減になるという。
多くの日本人が故郷を訪れ、先祖を弔うこの時期は、観光業にとって繁忙期となる。
「通常、この時期は市内のホテルや旅館はどこも満室です」と西谷氏は語った。
隣接する松山市の道後温泉は、アニメーションスタジオのジブリが世界的に評価された映画「千と千尋の神隠し」にインスピレーションを与えたとされる温泉のひとつである。
地震活動に異常がなければ、今週木曜日に巨大地震注意報は解除される予定だと地元メディアは報じている。
「注意報が解除されれば、新たな予約が入り始めるのではないかと期待しています」と西谷氏は語った。
時事通信