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「2度とない」と指導者たちは言う。第二次世界大戦の原爆生存者がノーベル賞を受賞

日本被団協の代表理事である箕牧智之氏は、団体が2024年のノーベル平和賞を受賞した後の記者会見に出席した。広島で10月11日。(AFP)
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11 Oct 2024 11:10:22 GMT9
11 Oct 2024 11:10:22 GMT9

オスロ:国連事務総長は金曜日、広島と長崎の被爆者による草の根運動がノーベル平和賞を受賞したことを受け、世界の指導者たちに「冷静な判断力」を持って核兵器を廃絶するよう促した。

日本の被団協が受賞したことに対する反応をいくつか紹介する。

「広島と長崎の被爆者は、ヒバクシャとも呼ばれるが、核兵器がもたらす恐ろしい人的被害の無私の、魂を込めた証人である」と、国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏は声明で述べた。

「世界の指導者たちがヒバクシャと同じように明晰な目で、核兵器が何であるかを見極める時が来た。核兵器は、安全も保護も保証ももたらさない死の装置である。核兵器の脅威をなくす唯一の方法は、核兵器を完全に廃絶することである」と述べた。

ドイツのアンゲラ・メルケル外相は、今回の受賞は「本当に素晴らしいニュースだ」と述べた。特に、攻撃的な大国が核兵器の使用をちらつかせるような残忍な時代にあっては、世界全体が平和とは二度と核兵器を使用しないことであると明確にすることが一層重要である」と述べた。

今年のノーベル平和賞受賞は「力強いメッセージ」を送ったと、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は述べた。

「ヒロシマとナガサキの亡霊は今も人類の上に立ち込めている」と彼女は語った。

「私たちは忘れてはならない。そして、核戦争の恐怖から次世代を守るという、さらに大きな義務がある」とフォン・デア・ライエン氏は述べた。

日本の石破茂首相は、長年核兵器廃絶に向けて取り組んできた団体に授与されたことは「極めて意義深い」と述べた。

2017年にノーベル平和賞を受賞した核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)は、今回の受賞は「核兵器使用のリスクがかつてないほど高い、いや、それ以上かもしれないという重要な時期に訪れた」と述べた。

「来年は広島と長崎への壊滅的な原爆投下から80周年を迎える。被爆者の声と行動への切迫した呼びかけがこれまで以上に重要であり、耳を傾け、行動に移さなければならない」と付け加えた。

AFP

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