
岩屋毅外相は水曜日、バドル・アブデルアッティ・エジプト外相と電話会談を行った。
冒頭、岩屋外相が自己紹介し、アブデルアッティ外相が新外相の就任を祝した。
日本の外相は、「中東情勢の緊迫化を重大な関心と懸念をもって注視している」と述べ、最近のイランによるイスラエル攻撃を含め、情勢の悪化が中東での本格的な戦争に拡大する可能性があることへの深刻な懸念を表明し、このようなエスカレートを強く非難した。
レバノン情勢に関し、岩屋大臣は、レバノン暫定軍(UNIFIL)に対する脅威を非難し、即時停戦と外交努力の必要性を強調した。
ガザ情勢に関し、岩屋大臣は、エジプト、カタール、米国による外交努力への日本の支持を表明した。
これに対し、アブデルアッティ氏は、岩屋大臣の現状認識に同意すると述べた上で、最近の地域情勢やエジプトの外交努力について説明した。
またアブデルアッティ大臣は、日本を戦略的パートナーとして協力していくことが重要であると述べ、日本によるパレスチナおよび中東地域への支援を高く評価した。
両外相は、すべての当事者に対して引き続き強く促していくことの重要性を確認し、人質解放と停戦に向けて両国が引き続き協力していくことを確認した。